挑戦する人・コトを、伝えるメディア「アンドオン」

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◆職場紹介シリーズ◆ うちのキーマン vol.10

インタビューを受ける社員のイメージ

現場を知ると、会社がもっと面白くなる!

ものづくりの現場を支えるキーマンは、どんな思いや考えを持って職場運営に取り組んでいるのでしょうか。連載『うちのキーマン』では、職場をまとめるキーマンの人柄や、仲間たちが働く現場の様子を通して、ものづくりの魅力をお届けします。

本社工場 T/C・アルミ製造室 第2T/C加工G第2係 村下 洋平さん

Profile

村下 洋平 本社工場 T/C・アルミ製造室 第2T/C加工G第2係

ATの心臓部ともいわれるトルクコンバータを製造する第2T/C加工G第2係。その現場を率いるのが、入社19年目の村下 洋平さんです。 今年1月から工長を任され現在の職場へ異動。これまで分割ラインやシャフト切削ラインを経験してきましたが、トルクコンバータの完成品を組み立てるアッシーラインは今回が初めてでした。着任初日には最終工程の機能テスターのトラブルに直面し、いきなり大きな洗礼を受けたそうです。 そんな村下さんの趣味は、友人との本格的なキャンプとハーレーでのツーリング。休日は自然の中でリフレッシュしながら、仕事もプライベートも全力で楽しんでいます。

キーマンが語る職場の魅力とは?

うちの職場は、「20年ラインを改善で進化させる現場の挑戦者」です。

第2T/C加工G第2係では、トヨタ「ルーミー」やスズキ「スイフト」向けのトルクコンバータを製造しています。切削、カシメ、溶接、圧接から最終組立までを担う一貫ラインであり、20年以上稼働を続ける高負荷ラインです。設備の維持管理には苦労もありますが、村下さんは「改善の宝の山」だと前向きに捉えています。AIカメラの導入や設備改善、作業性向上など、小さな工夫の積み重ねが大きな成果につながると考えているからです。特に力を入れているのが予兆管理です。毎日のライン巡回で異音や動作の変化を確認し、技能員からの小さな気づきにも耳を傾けることで、設備が止まる前に先手を打つ。「止めないために、先手を打つ」という考え方が、ラインを支えています。

今後増産が見込まれている生産ライン
所狭しと並ぶライン設備
技能員が手作業でブレードを組み付けする様子
T/C構成部品の一つであるクラッチを機械組み付けしているところ
ラインを知り尽くした技能員が最終検品を行っている
スズキ「スイフト」搭載のT/C完成品

基本データ(2026年6月時点)
【職場人数】工長1名/職長2名/班長2名/技能員29名(男性32名、女性2名 うち外国籍3名)ミャンマー出身のメンバーにはペア配置を行うなど、誰もが安心して働ける環境づくりにも配慮している。

キーマンが目指す職場ビジョンとは?

チームで挑み、チームで成長する

 村下さんが大切にしている言葉は、「和を以て貴しとなす」。生産現場で最も重要なのは設備やモノではなく“人”。そのため村下さんが目指しているのは、前向きな意見交換ができ、お互いを尊重し助け合える職場です。誰かのせいにするのではなく、「どうやって支えるか」を考え、昼夜勤務も含めた職場全体で課題に向き合うことを大切にしています。今後は増産も予定されており、職場には不安の声が上がることもあります。しかし村下さんは、なぜその取り組みが必要なのかを繰り返し伝え、全員が同じ方向を向いて知恵を出し合いながら乗り越えることで、チームはさらに強くなると考えています。チームで挑み、チームで成長する。その積み重ねが、信頼関係を生み、職場の力につながっているといいます。

作業効率を向上させるため、フロントカバーを縦置きする工夫
20年間稼働する年季が入った設備は、改善次第で「宝の山」となる

村下さんってどんな人?

職場の方から見た村下さんを紹介!


村下さんは率先してライン内の清掃に取り組み、4S維持の重要性を自らの行動で示してくれています。幅広い知識を持ち、関連部署との連携も迅速で、周囲から厚い信頼を集める存在です。工長1年目とは思えない落ち着きで様々な課題や問題に対応する姿は、私たちの目標となっています。

相談しやすく協力的な職場で、改善活動にも積極的に取り組んでいます。工長の村下さんは一人ひとりの話に耳を傾け、困りごとに迅速に対応。分かりやすい説明で安心して仕事に取り組めます。

職場は仲が良く、誰もが率直に意見を交わせる風通しの良い環境です。村下さんは状況を的確に把握し、適切なアドバイスでメンバーを支えてくれます。仕事に妥協せず、こだわりを持って取り組む姿勢は周囲の模範です。厳しさの中にも温かさがあり、成長を後押ししてくれる頼れる工長です。

他部署と積極的に連携しながらラインの生産性向上に取り組む工長の村下さんは、物事を冷静に見極めて的確に判断する姿勢は、私たちが見習いたい点の一つです。

上司から見た、うちのキーマン

上司の木戸さんから村下さんの印象を伺いました。

工長の村下さんは、前向きで元気な姿勢で職場を明るくし、良い雰囲気づくりに貢献してくれています。お客様への品質不具合など緊急度の高い場面でも、常に落ち着いて状況を判断し、的確な指示でチームを支えてきました。また、部下育成にも力を発揮しており、今後も現場の柱としてメンバーを牽引してくれることを期待しています。

T/C・アルミ製造室 室長の木戸 顕吾さん

職場スナップ

職場の日常風景をお届けします。交代勤務チームごとの集合写真、検品作業する姿や設備メンテナンス対応する姿などご覧ください。

「実はシャイな性格なんです」と話す村下さん。取材が進むにつれ、現場への想いや仲間への感謝をたくさん聞かせてくださいました。毎朝、“相棒”と呼ぶ清掃機でライン清掃を行い、4S活動を率先垂範。「きれいにしなさい」ではなく、「自分たちできれいにしよう」という文化づくりを目指しています。自動車メーカーの工場見学では、前日にラインを停止して全員で清掃を実施。「どれだけラインをきれいにしても、挨拶ができず印象が悪ければ仕事はいただけない」とメンバーへ伝え続けているそうです。その想いが少しずつ職場に浸透していることを嬉しそうに語る姿が印象的でした。多忙な中でも快く取材に応じてくださり、照れながらも見せる温かい人柄に、取材する私たちも引き込まれました。

(記)人事・総務部 総務室 広報・社会貢献グループ 三田村 祐美子