アイシン福井のものづくり
製品開発
製品開発の取り組み
株式会社アイシンと一体で進める製品開発。
株式会社アイシン本社の技術開発部門との人事交流や技術・ノウハウの共有化を進め、グループ一体となったものづくりの体制を確立しています。開発の初期段階から緊密に連携をとりながら新しい製品構想に取り組むとともに、これまで当社がオートマチックトランスミッション部品の開発・製造で培ってきた生産技術、製造技術・技能をいち早く投入することで、安定した製品生産を可能としています。
開発体制
製造現場に近いロケーションだからできる、
うまいものづくり。
アイシン福井は、製品開発の段階から後工程にあたる生産技術部門、製造部門、品質保証部門が参画し、製品設計、工法・設備開発、製造技術の検討などを同時並行的に進めることで、作りやすい製品化、量産の素早い立ち上げを実現。生産性や品質の向上により株式会社アイシンの確かな開発・設計に貢献しています。
開発環境
リアルでもオンラインでも
シームレスにつながった開発環境。
アイシン福井では、社内に株式会社アイシンのサテライト・オフィスを設置しています。約20名の株式会社アイシンの社員が常駐することでアイシン本社の開発部門とフェースtoフェースによる開発を推進。さらにアイシン本社と常時オンラインで接続するシームレスな共同開発体制を構築しています。
株式会社アイシンの福井サテライトオフィス
株式会社アイシンの開発部門とのWEB会議
信頼性評価
設計段階で性能・機能、強度、
耐久性を評価する独自システム。
開発段階での設計品質を作り込むため、製品の信頼性評価を実施。原理・原則に基づく「課題のメカニズム解明」と「設計基準の精度向上」により製品開発の競争力向上に貢献しています。
製品の性能・耐久性評価
製品に要求される性能・機能・耐久性等をさまざま条件下で評価。車両の使われ方を再現し、設計要求を満足しているかを総合的に検証します。品質へのこだわりとして、弱点部位の特定や限界の把握に努めています。
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台上試験機
車両走行時のさまざまな運転状態をリアルに再現するシミュレーション試験
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回転捩じり試験機
車両走行時と同じ数千rpmという高回転数で原動機やタイヤから入力される変動トルクを付加し、性能・耐久性を確認
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スピンテスター
変速機で増速させ1万rpm以上の超高回転数での耐久性を確認
材料の基礎評価・構造解析・分析
設計品質を高めるため、材料レベルから評価・分析を実施し材料の耐久性や摩擦特性、特徴、挙動・応力等の把握を行います。個々の材料特性を厳密な評価・分析から得られたデータから、加工法や加工条件決定の判断基準を探っていきます。
基礎評価
材料強度(ストレングス)・摩擦摩耗評価
平面曲げ試験機
熱処理鋼板の疲労耐久性の見極め
二円筒試験機
摺動部材の摩擦耐久性の見極め
構造解析
部品挙動と応力(ストレス)をシミュレーション上で評価
材料分析・計測
材料物性分析と形状計測
走査電子顕微鏡
破壊が始まる起点を調査し破損メカニズムを解明
X線残留応力測定機
加工により発生する残留応力の測定
3Dスキャナ
高精度な3Dスキャナにて信頼性の高い構造解析
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