アイシン福井のものづくり
製造・技能
製造体制
高品質・高効率なものづくりを追求
当社の製品は、プレス、切削、熱処理、組立・溶接、性能評価という一連のプロセスを経て生み出されます。
当社では「トヨタ生産方式(TPS)」をベースとした高品質・高効率の生産工程を構築。
それぞれの生産ラインには、独自の技術とノウハウが息づいています。
また工場では、作業の自動化を推進したムダ排除の取り組みや、
負担の少ない作業が行えるように設計されたダイバーシティラインの推進にも取り組んでいます。
工程紹介
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01プレス
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02熱処理
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03切削
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04組立
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05溶接
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06完成品検査
トルクコンバータができるまで
トランスミッション部品ができるまで
工場紹介
当社の生産拠点は、本社工場、池ノ上工場、白崎工場の敷地面積合計10万㎡を超える3つの工場からなり、各工場では電動化製品、トルクコンバータ、トランスミッション部品を生産。当社技術力が集結したプレス、切削、熱処理、溶接・組立などの設備やラインが数多く並んでいます。ここで生産された製品は、世界の自動車メーカーに供給されています。
工場内の様子
- 設備名称 台数
- NC旋盤 512
- EB溶接機 43
- 高周波焼入れ機 4
- マシニングセンタ(ロボドリル) 61
- ブローチ盤 3
- 溶接機 139
- テスター(計測器) 284
- 洗浄機 356
- バランス測定機・修正機 92
- 設備名称 台数
- カシメ機・リベッティングマシン 117
- 熱処理炉(浸炭・ガス軟) 32
- プレステンパー 42
- ショットピーニング 9
- プレス機(T/F、順送、FB、単発、複動、回転成形) 134
- バリ取り機 75
- 放電加工機 6
- その他 703
合計 2,612台
技能者育成・伝承
モビリティ社会の未来を担う人づくり、職場づくり
エキスパートとスペシャリストを育成し、
ものづくりの変革に対応する柔軟な人づくりを目指しています。
加工技能を極める人づくり
ものづくりに必要な、生産設備と加工点や保全改善に関わる技能を実機を用いて集中的に教えます。設備構造や加工のメカニズムを習得した者は、リーダーとして自職場のメンバーに技能を伝承します。
また、その基盤となる国家技能士・自主保全士など公的資格取得の育成にも力を注いでいます。新しい電動化製品や加工技術に対応できる人づくりのため、教育のスクラップ&ビルドを進めます。
変化に柔軟に対応できる職場づくり
工場生産のしくみや、職場での役割・連携を、模擬ラインなどを用いて実践的に教えます。
TPSや現場管理の基礎を習得した人が、自職場で中心となって職場を運営します。また、安全や品質について階層に合わせた各種教育を日常的に行っています。
技能五輪の頂点への挑戦
当社は、技能のスペシャリストを育成するチームで、1999年より技能の日本一を競う技能五輪全国大会(中央職業能力開発協会主催)に挑戦しています。この活動を通して、当社必要技能である、旋盤技能、機械組立技能などを極めてきました。磨き上げた技能を、将来の工作・改善、製造リーダー、技能教育トレーナーとなって生かし、技能の向上および伝承を行っています。
人と組織の活力向上を図り“品質を極める”
職場単位で行う小集団活動(QCサークル活動)のほか、 SQC(統計的品質管理)やFMEA(故障モード影響解析)などの統計手法や解析手法などを学びながら、問題・課題解決力の向上を図っています。また職制・階層ごとにマネジメントの能力向上を図る活動も展開。人と組織の活力を高めることで、さらなる品質向上を目指します。
社外評価・受賞歴
当社活動や技能者の育成において、社外から評価をいただいています。
黄綬褒章を受章した社員の竹内氏(2023年)
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