AISIN 株式会社 アイシン福井

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2022/05/16 サステナ

2022年度 生物多様性活動~春~

中池見湿地での田植え

 5月11日、福井県敦賀市にある中池見湿地で田植えを実施しました。アイシングループでは生態系保護活動として、主要拠点のある全国5ヶ所(北海道、東北、三河、九州、北陸)で地域に根ざした活動を継続して行っており、当社が位置する北陸地区では、地域への貢献や田んぼの復元によって湿地の水を確保し、従来の生物多様性保全を目的に水田づくりを中池見湿地にて2014年から毎年実施しています。

 北陸新幹線のトンネル工事により、湿地に流入する水量が減少しているため、水田づくりは湿地を守るうえで重要な活動となります。

 今回は人数を縮小し田植えを実施。地元中学生とは作業時間をずらすなど、コロナウイルス感染拡大防止対策を取りながら行いました。

 2012年にラムサール条約湿地に登録され、市街地のほど近く、周りを山に囲まれた25ヘクタールほどの小さな湿地です。昔からの水田耕作によって張り巡らされた大小の水路や、水田、水たまりなどがモザイク状に組み合わさって、多様な水辺環境が作られてきました。
 そして、広さ約25ヘクタールという狭い地域の中に、多様な環境に適応した動植物が、60種以上の絶滅危惧種を含む約3,000種確認されています。特にトンボについては70種以上が確認される日本屈指の生息地となっています。
 また、日本でしか繁殖が確認されていない希少な渡り鳥ノジコの渡りの中継地として重要な場所でもあります。

中池見湿地に生殖する動植物(写真左から絶滅危惧種のデンジソウ、ガムシ)

(写真左から絶滅危惧種のオオタニシ、ヒメビシ)

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